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南インドの雰囲気を

私がいるインドの都市は南北関係ではほぼインドの中央に位置している。
そのせいなのか、北インドの食文化だけでなく、南インドの食文化も
結構入ってきているようだ。

で、この北インドと南インド、食文化を含めて全く違う。
文字からして違うのでこっちのインド人と一緒に行っても文字が読めない、
って話は何度かしたっけな。

とは言っても基本はここは北インドに属するらしく、ホテルで食べるインド飯
や会社の食堂のインド飯は基本的に北インドの食事。
だけど、以前にバンガロール、という南部の都市に行った際に食べた食事が
めっちゃ美味しかったので、いつかもう一度食べたい!と思っていた。

で、最近何気なくドライバーとインド飯の話をしているときに、
「南インドの飯が食べたい」と言ったところ、
「ここに南インドの食事が食べられる店があるよ!」とのこと。
ちなみにうちのドライバーは南インドケララ州の出身で、そこの料理を出す
地元のレストランがあるとのこと。

南部は基本的に米の文化で、北部のような小麦粉の文化ではないらしい。
チャパティっていうこっちでは主食のカレーにつけて食べるものがあるのだが、
(日本で有名なナンではなく。ナンは小麦粉を発酵させるパンのようなものだが、
チャパティは小麦粉を練って生地にしてそのまま薄く延ばして焼いたもの)
南インドは食べず、コメとフィッシュカレーやビーフカレー!を食べるって。

その他にも米を生地に使った食べ物が多く、カレー以外の味も豊富で
北インドとは全然違った食文化みたい。

てなわけで行ってみました、南インドの食堂!
店の雰囲気は・・・写真撮り忘れたけど結構清潔感があって、エアコンもあり、
雰囲気悪くない。英語の表記なので一人で入ってもハードル低い感じ。

で、ドライバーにお勧めを聞いていると・・・彼が店員と話し始めた。
ん?聞きなれたヒンディー語じゃない。内容が理解できるわけじゃ無いが、
流石に全く違うことは分かるので、聞いてみると、彼の地元の言葉らしい。
どうもコック含めた店員が全員南部ケララ州の出身らしく、
こんな場所なのに本格的な南インド料理が食べられるらしい。
こりゃとっても楽しみだ!ってことで彼のおすすめに従ってオーダー。

頼んだのはこんな感じ。

20180519_115251.jpg

プレーンの「DOSA」。コレ、米粉で作っているらしい。
ちょっとパリッと焼き上げた、米粉クレープのような感じで、
上の2種類のソース?につけて食べる。
赤い方はちょっと酸味があるがカレー味じゃないソースで美味い。
白い方はココナッツソースで、かなりスパイシーだけどこれも美味い。
小麦粉より優しい感じの味でソースの美味さが引き立つ感じ。

お次はこれ。これが私を南インドの食文化へと誘った張本人とも言えるもの。

20180519_115358.jpg

名前は「Uthappam」っていうんだけど、これも種類が色々あって、
ミックスベジやらオニオンやらトマトやらココナッツやら。
で、これは「スペシャル」。笑
スペシャルな理由はわからないけど全ての野菜が入ってる!ってことかな?
これも生地は米で作られてるんだって。なのでとてもやさしい味。
野菜もたくさんで、ソースにつけて食べるとこれがまたうんまいの!

そして最後は「Mutton Biliyani」
ビリヤニとはインド風の炊き込みご飯。で、カレー味じゃないのもある!
このビリヤニも南インドスタイルなんだって。

20180519_120933.jpg

上に乗っているのは米粉クレープを油で揚げた感じのもの。
で、これを取るとフライドオニオンやカシューナッツが米と一緒に炊き込まれ、
これを食べ進めていくとマトンが出てくる。
このマトンがまた美味しかった。マトンのイメージって固くて匂いが独特、
なんだけど。。。
これはやわらかくジューシーで、匂いも全然気にならず。
味もカレー味じゃなく、程よいインドフレーバーで美味しい。
これ、日本でも流行ると思うけどなぁ。ホント、誰か出さないかな?笑

そんなこんなで二人でこれを食べて、さらに珈琲豆を買って占めて500ルピー!
日本円で800円ちょっとで吐き気がするくらいお腹いっぱいになった。笑
いや、コスト含めて大満足な昼食でした。
もっと早くに知ってれば良かったのに!と心から思った日でした。
この前行ったカフェと合わせ時々行ってお腹いっぱい食べよう^^









2018-05-28 : インドから : コメント : 8 : トラックバック : 0
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BARREL STREET CAFE

私の現住所はそう、「インド」。
しかも外国人と言えば企業の派遣者くらいしかいないような、
人口比でもインドで20~25番目とか言う田舎都市。

デリーやムンバイ、チェンナイのような大都会なら普通にある
かの有名なアメリカはシアトル発祥のコーヒーショップもない。
あるのはごみごみした街中にある小汚い食堂だけ。

そう思って2年半過ごしていた。
インド人に聞いてもそういうところは知らないらしくあまり教えてくれないし。
彼らのおすすめの店はたまに日本人には厳しい(衛生的に)環境だったりし、
おいそれと簡単に行ける場所じゃぁない。
なので外食と言えばほぼ決まってドミノピザかマクドナルドかケンタッキー。
たまにインド人含めてパーティするときはホテルのレストラン。
街中のカフェなんて足を踏み入れたことが無かった。

だが、ひょんなことからワインを買いに行かなくてはならなくなり、
ドライバーに「インドワインが買いたい」と言うと、
「すぐ近くにワイン専門店があるから行ってみよう」と連れて行ってもらった。
そのワインショップ、インドの他のリカーショップと違って結構オシャレ。

20180512_141832.jpg

インドのリカーショップって棚中にとにかく酒を並べるだけ並べるんだけど、
見た目は非常に悪い。正直買う気をなくすくらい。
まぁ、私は酒は全く飲めないので、普段買いに行くことは無いのだが・・・
それがこの店はこんな感じでちゃんとディスプレーも考えた作りになっていた。
しかもめっちゃ安い!1本400ルピーとか(700円弱)。
美味しいのかどうかは知らないけど、まぁお土産のネタにはなるかな?
ってことで2本ほど購入。

ところでこの店、朝11時~夜11時までオープン、って書いているのに、
昼1時半になってもオープンしていない。笑
まぁインドではありがちなんだけどねぇ。ドライバーに確認してもらって、
2時までには店に着く!との店員の言葉を信じてあたりを散策。
したら・・・こんな店を発見。

20180512_141933.jpg

あらま、ちょっとかわいい店じゃないすか?インドにしては。
ちなみに涼しげに見えてはいますが、気温は41度。エアコンなし!
日陰に入ると若干涼しいものの、それでも熱いんだけど・・・
すだれで日陰を作っているので我慢できない暑さじゃないのが救いかな。

ちょっと興味をそそられたので、中に入ってメニューを見てみると、
基本は軽食(サンドイッチとかクラブサンド)メインの飲み物って感じ。
珈琲やらシェイクやらあってなんだか美味しそう。
でも、こういう店で気を付けないといけないのは氷。
インド人には大丈夫なのかもしれないが、日本人が口にするとあっという間に
トイレが無二の親友になってくれることがある。

だけど、何事も試してみないと分からない!
ってことで思い切って食事をしてみることにした。
それがこちら。

20180513_125808.jpg

Masala Clubとストロベリーシェイク。
これで締めて170ルピー(300円くらい)とめっちゃ安い。
ドミノピザやマクドナルドがこの倍くらいすることを考えると美味しければ
たまに昼をここで食べるのもアリじゃね?って感じ。

肝心の味は、というと・・・
シェイクはマジウマ。インド人が大好きな超甘な感じじゃなく、
ちゃんとイチゴの風味が残っている。
ほど良く冷たいし、氷は入っていない。恐らく冷蔵庫で冷やしているだけだな。

クラブサンドの方は、選んだものが失敗だったかも。
普通にチーズクラブとかタンドリークラブとかを頼めば分かりやすかった。
味の形容のしようがない、所謂インド独特の味。
多分コリアンダーソースがたっぷり塗られたサンドイッチなんだけど、
カレー味でもないし、香辛料強めのかなりスパイシーなお味。
だけど、決してまずくない。
これなら普通に分かりやすいものを頼めばもっと美味しいと思われる。

なんだ、結構ええやん。店の雰囲気も悪くないし、店員も愛想は無いけど
(英語があまりしゃべれないのかも?)
すだれがあるオープンカフェなんてインドじゃちょっとお目にかかれないし。
値段も安いし物も美味しいし、言うこと無いかも。
雨季になって雨が降り出すとちょっと厳しいかも知れないけど、
また昼めし食べに来てみようかな。

本当は夜が良いんだけど、ドライバーを夜まで付き合わせるのも何なので、
昼しかこういうことがしにくいのが欠点かなぁ。
とにかく残り少ないインド生活、少しでも快適に過ごせるようにしなきゃね。








2018-05-22 : インドから : コメント : 4 : トラックバック : 0
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インドの切手もなかなか芸術的


私の妻の趣味は切手集め。
最近ではあまり切手を積極的に買いに行くことは無くなったみたいだけど、
子供のころから続いているらしく、小学生の頃はしょっちゅう郵便局に行って
新しい切手が出ていないか聞いていたらしい。

それくらい切手が好きで、まだ結婚する前、九州に住んでいた妻の要望で、
東京の切手博物館にデートに連れて行かれるほどだった。
私も切手は嫌いじゃないし、切手って身近に買える芸術作品だな、と思う。
小さな四角形の中に色んなデザインを詰め込んで、でも決してごちゃごちゃせず、
一つ一つ何を描いているのかはっきりわかる。見ていて飽きないね^^

ただ、普段から切手切手とあまり言わないので、私も気にしていなかった。
ところが先日、「そういえばずっと忘れていたけどお土産切手がいい」
と言われた。

ならいっちょ買ってくるか!と思ったのだが、いったいどこで買えるのやら?
郵便局に行けば良いのは分かるが、果たして英語が通じるのか。
通じたとして、公共機関ってサービスめちゃ悪いので応対してくれるのか。
などなど色々ハードルがあったため、会社施設の管理人のインド人
(正確にはネパール人なんだが)に連れて行ってもらうことにした。

彼も普段そんなものは買わないらしく、郵便局の中でもウロウロしたが、
(あっちこっちにたらい回し。一人で行かなくて良かった!)
最終的には「Collection Stamp」なるものを購入できた。
日本で言う切手シートのことですな。
というか、むしろこれしか買えんかった。普通の切手もくれ!と言ってみたが、
「ダメだ」の一点張り。なんで売ってくれないのかさっぱりわからんが。。。

そんで買えた切手シートがこちら。

20180429_165824.jpg

20180429_165941.jpg

こっちの郵便の値段はかなり安いらしく、こんだけ色々あっても1500円ほど。
一番高い切手で100ルピー(160円ちょっと)で、一般郵便だと10~20ルピー。

そんなに安いのに一枚一枚がきちんとデザインされていて、
どれも、シートの切手以外の絵柄もインドっぽくてて良いね^^
インドでもこういうの作ってるんだな、と改めて思った。
っていうかインドを舐めすぎてるのかもしれないけど(-_-;)

ま、良いお土産になったかな?








2018-05-10 : インドから : コメント : 6 : トラックバック : 0
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終わりが近づいてきた?


3年と言われた私のインド赴任期間。
その通りだとしたらいよいよ後半年と言うところになってきた。

と、さすがにここに来て上司と話していても、私の帰る帰らない話になることが
増えてきた。
人事権を持っている上司によれば、さすがにここで3年を超えるのは
かわいそうやろ(生活環境的に)と繰り返し言われているので、超えることは
無いと思っている。
インド人にとっては住みよいのかもしれないが、われわれ日本人にとっては、
かなり苛酷な環境であるこの地域に、7年も住んでいた方には頭が下がる。
が、同じことをしたいとはとても思えない(給料倍くれるなら後1年位良いか?)

周りのインド人も気にはなるらしく、「日本へ帰りたいか?」と聞いてくる。
さすがに「インドはもうお腹いっぱいだから帰りたい」とは言わないが、
「家族のこともあるからもちろん帰りたい」と言う話はしたりするし、
私もそうだが妻も少しばかり参ってきているようなので、
帰れるものならすぐにでも帰りたいのが本音。
(まさかこのまま違う海外へスライド・・・なんてオチだけは勘弁して欲しい)

それにしても3年。長いようで短いような。。。中学/高校ならそこで卒業。
そう考えると長いのかもしれないな。

自分で言うのもなんだが、この3年は良く頑張ったと思う。
初の海外赴任、しかもインド。なおかつインドでも田舎な部類のインド。
日本人が住むことが想定に全く入っていないこの土地での生活は、
想像以上に過酷だった。髪もすっごく白くなったしw
(妻に言わせると白くなるのと苦労は関係ない!らしいけどねw)

3年って中学高校が3年だからか、何か特別な思いが出るのかもしれない。
青春スポーツ漫画とか、大体高校の3年間の話だし。

っと本当に3年で帰れるとしたら、の話だけどね。
次の配属先も決まらないのにこんなことを言っても始まらないが、
今は数ヶ月先に決まると信じて日々を過ごすことにしよう。
唯一モチベーションを保つ方法だから、ね!
今はとにかくあと半年であることを信じよう。笑

少し湿っぽい内容で失礼いたしました。。。










2018-05-04 : インドから : コメント : 8 : トラックバック : 0
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インドで食べられる日本と同じ?もの


ここインドでは(特に私の住んでいるド田舎では)日本食なんてものには
ほぼお目にかかることは無い。
当然、日本語表記の商品や、日本でもお馴染みのものなんかもほぼ無い。

そんな中で、数少ない日本でも買えそうなものがこちら。

20180324_201643.jpg

20180324_201657.jpg


そう、あの、天下の日清食品さんの!(あえてのさん付けw)その名も

「CUP NOODLES」

こんなインドのド田舎でも売っているとは思わなかった、故郷の味←大げさすぎる
もちろん日本からの輸入ものであるはずもなく、
「メイド・イン・インディア」なのだが。。。
ただパッケージやロゴはほぼ日本と同じような感じだし、作っているのも
「Indo NISSIN FOODS」となっているのでパチモンではなくちゃんと日清製。

肝心の中身は、と言うと・・・

20180324_201719.jpg

あちゃ><なんかちょっと残念な感じ。
中身が結構ぐちゃぐちゃになってしまっている。

ただ!日清を擁護するわけではないが、恐らく出荷時はちゃんとしてるはず。
なぜなら、ここインドはまだまだ道路が非常に悪く、がったがたの道路。
さらには信号の代わりの「スピードブレーカー」と言う名の段差をあえて設置し、
交差点等でスピードがあえて落ちるように作ってあったりする。

かつ、トラックの品質も悪く、クッションなんてかけらもないトラックでの輸送。
道路の凸凹をダイレクトに拾うため、中の荷物は相当に暴れる。
そんな輸送事情の国だから、開けたときに中身がぐちゃぐちゃでも仕方がない。
要は味が良ければそれでよい。

そして出来上がりはこんな感じになる。

20180324_202057.jpg

なんかスープが少し泡立ってしまって見にくいが、
香りも日本のカレーヌードルに非常に近い。
そして味は・・・これまた日本のカレーヌードル!
正確には若干スパイシーだが、特に気になるほどではない。
やはり安定の日本品質!スバラシイ。あぁ、日本って良い国だ。笑

実はこのカレーヌードル「チキン」はつい最近初めてインドで目にしたもの。
それまでも日清カップヌードルはあるにはあったのだが、
ベジタリアン用の「MASARA」なんちゃらって商品ばっかり。
あとはマトンのヌードルもあるのだが、どちらもめっちゃ辛い。
所謂完全な「インド人用」

それに比べるとこのカレーヌードルはとっても日本でのそれに近い。
逆にインド人には不人気なのではないかと思うのだが・・・

それでもこの商品を販売してくれる日清食品さん!
あなた方は派遣者にとって神です!←いや、いいすぎだろう、それは・・・

それにしてもカップヌードル一つでここまで感動できるんだから、
インドってのはなかなかに過酷な国ですよ。
好きで来た人にはそうでもないんだろうケドね・・・

さて、またカップヌードル買ってくるかな!売ってれば良いんだけどなぁ。
(在庫が無くなると半年以上入ってこなかったりするからね。笑)







2018-04-07 : インドから : コメント : 2 : トラックバック : 0
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プロフィール

こーでぃ

Author:こーでぃ




適応障害克服!?

心の栄養剤を求めてブログ
を始めてみました。
よろしくお願いします♪

2013年9月にロード
デビューしました。

TREK Madone4.5
と一緒に風になろうと
日々精進中^^

脱初心者目指して頑張るゾ

2015年10月なんとなんと!
【インド】へ単身赴任して
きました。
3年の予定です。
帰任したら絶対もっと良い
自転車買ってやるんだ!!!

2016年8月、
Viaggio cyclyng club
の片隅にメンバーとして
入れていただきました。
いつか一緒に走りたいな♪

2018年10月、日本へ帰国!
新しい自転車RIDLEY NOAH
と久しぶりの日本を堪能
したいと思います。

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だけで励みになります^^



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